Column

子どもの成長のように
家の成長も分かる家

工務店:コタニ住研

兵庫県三田市のニュータウンで戸建てを新築されたNさんご一家。5人のお子さんが伸びのびと遊べる大きな庭、将来のことを考えて間仕切りをできるだけ減らした間取り、そして木をふんだんに使用した素敵なお住まいにお邪魔してきました。

コタニ住研のことを知ったきっかけは?

小谷さんとは三田の商工会で出会ったんです。家を建てたいなと考えていた時に、周りの方が小谷さんを紹介してくださって。そこからすぐに相談しに行きました。まだ1〜2回しかお会いしていなかったのですが(笑)確か3年半くらい前だったと思います。

「家を建てよう」と思った理由は?

もともと子供を5人欲しいと思っていたこともあり、マンション住まいだったり駐車場が1台分しかなかったりと何かと不便になりそうだったので。

あと、子供たちの足音がやっぱり気になってきて。下の階の方はとてもいい人で、両隣の方たちもすごくいい人だったのですが、それでもやっぱりちょっと気にするというか。子どもたちを思い切り遊ばせてあげたいという気持ちもあり。子どもって暴れるのが仕事みたいなもんじゃないですか(笑)。なのに、マンションだからといって「うるさい!」と叱るのも嫌だったので、戸建てに住みたいという気持ちが生まれました。

この場所を選んだのはなぜですか?

実家*がこの近くということもあり周辺で検討していました。土地探しを1年ほど続けていたなかで、これは!と思う立地のいい物件を見つけたのですぐに押さえたんです。築30年ほどの家が付いていたんですけど、ここからさらに移ることは考えてなかったので、ずっと住める家を建てようと思い新築することにしました。結局、駐車場は7台くらいは停められるようにしてもらってます(笑)

* 旦那さんの実家

新築にあたって、他社のモデルハウスも見学しましたか?

一応、見に行きました。ハウスメーカーを5社くらい。でも、結局迷わずにコタニさんにお願いしました(笑)。やっぱり木がよかったので。それに、ハウスメーカーの方に「無垢の床がいい」と話したら「ささくれそう」と返ってきて、ちょっと価値観が違うなって思いました。

無垢の床は、年数が経っても汚くなるというより味に変わっていく感じがいいなと思ってたんです。子どもの成長が分かるみたいに、家の成長も分かるというか。そういうのは、木ならではでいいなと。

お子さんも5人いらっしゃいますし。

そうなんです、2階とか床にもうマジックで描かれてます(笑)。でもそれも思い出というか。いざとなればサンドペーパーをかければ良いとコタニさんに教えてもらいましたし。これがフローリングだったらそうはいかないですよね。大事には使いますけど、きれいに使おうとは思わないというか。せっかくの一軒家ならではの暮らし方を台無しにせずに、存分に楽しみたいと思っています。

間取りについてはどんなご希望を?

子どもが5人いるので、それぞれの部屋を作るのは不可能っていう前提からスタートしました。5つも個室を作るよりは、子供たちが走り回れるような家にしたかったんです。だからもう、1階も2階もほぼ間仕切りのない間取りにしてもらいました。1階は階段を中心に回遊性をよくしてもらっているので、子どもたちも追いかけっこでぐるぐる回ってます(笑)。友だちが来たらほんとにずっと走り回ってますよ。

お友だちをよく家に呼ばれるんですか?

そうですね。よくママ友を呼んでます。母親としては、子どもたちを目の届く範囲で自由に遊ばせながら自分たちはゆっくりコーヒーを飲んでいられて良いんですよね。父親としては、ママ友が来てくれると、奥さんの負担を軽減できるし、その間は子どもの事を気にせず仕事できるので、いいことしかない(笑)

方角はどうなっていますか?

庭の方が南ですね。庭に出入りしやすいように窓を大きくとってもらいました。

冬はあったかそうですね。

はい、あったかくて気持ちがいいです。窓を少し開けたままにしていても、寒くないですね。さすがに2階の窓が開いていると少し寒いなとは感じますが(笑)。

住み始めてから2年と3ヶ月と伺いました。季節がぐるりと2回まわって、住み心地はいかがですか?

前がマンションだったので比べられないかもしれないのですが、窓がすごくしっかりしていてとてもあったかいですね。窓辺に居ても全然寒くない。そうそう、この近所にある実家はめっちゃ寒いんですよ。気候も同じで、庭が南側に付いてるのも一緒なのに。

なにが違うと思いますか?

そうですね、しっかり断熱していただいたのと、床板が厚い(38mm)からかもしれないですね。実家は床からの冷気がすごくて、本当に寒いんです。でも、この家はスリッパいらないですから。冬でも1回も使ったことないんです。子どもは半袖で、一番上の子は短パンがベースの格好ですからね(笑)。あと、子どもらは裸足ですね。それも年中。追いかけっこの時に滑るというのもありますけど。

暖房はどのくらい使用しますか?

冬場は1階のガスファンヒーター1個だけですね。1階と2階にエアコンもあるんですけど、それは冬は使ってません。15分か20分くらいガスファンヒーターをつけて部屋を温めると、後はヒーターを切っても寒くないです。エアコンを動かすのは、夏場に2階で子どもらが遊ぶときくらいかな。

これだけ広々とした空間なのに、とてもエネルギー効率がよくて驚きました。この土地のことを良く知る地元の工務店だからこそ、過不足のない設備で心地よい暮らしを実現する家を建てられる。今日お話を伺ってあらためてそう感じることができました。今日はありがとうございました。

(編集後記)
コタニ住研さんの家づくりのテーマは「『家族』と『健康』を大切にした自然素材の家」。今回お邪魔したNさまの家はその持ち味が存分に活かされていました。記事本文には登場しなかった「この家に住み始めて風邪をひかなくなった」というエピソードは、小谷社長曰く杉の木をふんだんに使用していることも一因だろうとのこと。また、壁の漆喰も貝殻や海藻から作られた自然素材で、調温のほか空気中の化学物質を吸着・分解してくれる天然の空気清浄機。そんな清々しい家を建てたいと感じた方は、ぜひコタニ住研さんにご連絡を。

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